ご挨拶
千葉市調理師会は平成27年4月、創立50周年を迎えました。
長きに渡り、当調理師会に関わっていただいたすべての皆様に感謝と御礼を申し上げます。
50年間の悲喜こもごもの出来事が思い出され、長かった、あっという間だった、という感慨も生まれて、一言では50年の歴史を言い表すことはできませんが、一番大事なことは、千葉市調理師会は現在もここに存在し、これからも続けて行くということ、いくとし生けるものの運命と同じ、命をつなぐように、会を慈しみ育てて行けるよう、皆様のご支援ご協力を改めてお願いしたい次第です。
創立時の昭和40年は、もう食糧も充分国民に行き渡り、これで大丈夫と思いきや、新たな課題として、多様化する食品の安全性と公害、外食依存による栄養の偏りと家庭料理の大切さの再確認、健康な長寿社会と成人病の予防、食中毒の防止等の問題も発生しており、プロの調理師として市民の皆様の健康を守る役割と責任は大きくなりました。
私たちはその一つ一つの問題と真剣に取り組むとともに、自身の資質の向上を図るため、調理技術の練磨、幅広い知識の習得、情報交換など調理師会だからこそできる活動を皆でしてまいりました。
これからも食品関係の問題が起こるたびそれを真摯に受け止め長い歴史の中で培ってきた経験を活かして問題を解決いきたいと思います。
NPO法人 食の安全を守る会
一般社団法人 千葉市調理師会
会長 戸塚雄三